正しい握りで真っ直ぐ飛ばそう!ゴルフクラブの握り方をご紹介!
「左手の人差し指と右手の小指を絡めて、左手の親指はクラブに添えて、それを右手で包み込む。」
初めてクラブを握った時に、私は友人から、そう教わりました。
しばらく言われた通りに握って練習を重ねましたが…どうも変に力が入ってしまいます。
「これなら、野球のバットのように握った方が、まだ楽に振れる。」
と思ったので、色々と調べて自分なりに試してみたところ、握り方ひとつで打球が変わる事に気付きました。
今回は、ゴルフクラブの握り方について、項目ごとに分類して、ご紹介します。
ぜひ、自分に合った握り方を見つけてください♪
ゴルフクラブの握り方を、項目ごとに分類してみよう!
てのひらで持つか、指で持つか
■フィンガーグリップ
指に引っ掛けるように握ります。
力が抜け、コントロールしやすくなります。
また、スイング軌道が大きくなる為、遠心力を利用しやすくなるのがメリットです。
■パームグリップ
てのひらで包み込むように握ります。
しっかりと握っている為、インパクトで手首が緩みにくくなります。
また、よく力が入り、クラブを振り抜きやすいのがメリットですが、その反面、力みすぎには注意が必要です。
左右の手の位置関係
■オーバーラッピング
右手の小指を、左手の人差し指と中指の間に乗せる持ち方で、日本のプロ選手では最も多い握り方のようです。
左手主導のスイングができ、インパクトまで力が分散せずに打つ事ができます。
ただし、グリップが動きやすい為、力の弱い女性には不向きと言われています。
■インターロッキング
右手の小指を、左手の人差し指と絡める持ち方です。
左右の手に一体感が生まれ、オーバーラッピングに比べて右手の力を使いやすくなるのが特徴です。
私はこの握り方で練習してきました。
初めのうちは右手の小指の先にマメができましたが、徐々に慣れて余計な力が抜けてくるに従って、マメはできにくくなりました。
■テンフィンガー(ベースボール)
野球のバットのように、10本の指すべてで握り、指を絡めたり重ねたりしない持ち方です。
初心者の方は、初めは最も違和感なく振れる持ち方ですが、手首が動きすぎてしまい、不安定となってしまいます。
また、プロではこの握り方を採用している選手は、ほとんどいないようです。
左手親指の添え方
■ショートサム
親指を縮めて、指の腹の部分を沿わせるように持ちます。クラブとの一体感を得やすく、操作性が上がりやすくなると言われています。
■ロングサム
親指全体を沿わせる持ち方です。
手首がロックされますが、その分、安定感が増します。
左手首の角度
手首には、手の甲側に曲げる『背屈』という動きと、てのひら側に曲げる『掌屈』という動きがあります。
背屈
掌屈
クラブを握った時の左手の角度によっても、握り方の分類があり、それぞれに特徴があります。
目安として、人差し指から小指までの第三関節の出っ張りが、構えた時に自分からいくつ見えるかで判断すると良いでしょう。
最もオーソドックスで、第三関節が2つ見える角度です。
綺麗なスイングで、ボールが真っ直ぐ飛ぶ確率が一番高い持ち方なので、まずはこの角度から始めてみましょう。
■ストロング
フックグリップとも言われています。
雑巾を絞るように、左手首をやや背屈させます。人差し指・中指・薬指と、3つの第三関節が見えるようにします。
フェースが閉じやすくなる為、スライスしてしまう打球が多い方にはオススメです。
また、フェースが閉じる事で、垂直に近くなり(「ロフト角が小さくなる」と言います)、低い弾道の打球が出やすくなります。
■ウィーク
ストロングとは反対に、やや掌屈させるように握り、人差し指の第三関節のみ見えるようにします。
ボールが左側に出てしまうフック球が多い方は、ぜひ試してみてください。
実際に握りを変えて振ってみた感想
私のこれまでの経緯
冒頭でもお伝えしたとおり、
「左手の人差し指と右手の小指を絡めて、左手の親指はクラブに添えて、それを右手で包み込む。」
と、友人からは教わりました。
その為、最初は
フィンガーグリップ・インターロッキング・ロングサム・スクウェア
の組み合わせでした。
野球と違う握りに戸惑いながらも徐々に慣れて来ましたが、スイングの最中に、左手親指でブレーキをかけてしまう感覚があり、どうにも違和感が拭えませんでした。
そこで思い切ってテンフィンガーで打ってみたところ、「悪くない」と感じました。
しかし、ベルトの高さ付近を体の前で振る野球のバッティングとは勝手が違い、振り遅れてしまう感覚がありました。
現在は、インターロッキング・ショートサムの組み合わせで練習を重ねているところです。
フェースを先に決める
今回、実践してみて分かった事があります。
左手首の角度について調べたときに、
『ストロングでは、フェースが閉じやすくなり、スライスしてしまう方の矯正に向いている』
とありました。(実際に私も、今回の記事でそのように記載しています)
普通に構えた状態から
第三関節が3つ見えるようにすると…
「フェース開くじゃん!余計スライスしちゃうじゃん!」
と思いました。
しかし、フェースの向きを先に決めておいて、その状態から第三関節が3つ見えるように構えると…
おそらくスイングの中では、手首が元に戻ろうとするので、フェースは閉じやすくなると言う事が理解できました。
フェースの向きを先に決める!
これによって私の中で、理屈が腑に落ちました!
ストロングの持ち方も取り入れてみようかと思いますが、私のスライスの原因はおそらく、握り方よりもスイングそのものにあると思うので、しばらくはスクウェアで練習を重ねてみようかと思っています。
いかがでしたか?
皆様も、色々と試しながら、自分に合ったクラブの握り方を見つけてみてください。