ゴルフ規則 第一章には『エチケット』とあり、他のプレイヤーに気を配りながらマナーを守ってプレイする事の重要性が記載されています。
ゴルフは基本的に4人1組で回る為、場合によっては初対面の人と組む事もあります。
そんな時に、お互いがマナーを守ることによって、気持ちよくプレーができます。
今回は、ゴルファーとして最低限覚えておきたいマナーを、ゴルフ当日の流れと共にまとめてみました。
コースデビューの前に、ぜひご一読ください♪
受付でのマナー
ゴルフ場に着いたら、まずは受付(チェックイン)です。ここで気を付けて頂きたいのが、服装・持ち物と到着時間です。
服装・持ち物のマナー
多くのゴルフ場ではドレスコードを設けており、ジーパン・Tシャツ・サンダルなど、ラフな格好はNGとされています。
男女ともにジャケットに襟付きのシャツ、チノパン・スラックスなど、節度を持った服装で入場するように心がけましょう。
またプレイ中にも、タオルを首からかけたり、シャツの裾をズボンから出したり、着崩すのはマナー違反となります。
服装について詳しくは、こちらの記事をご参照ください。
持ち物については、受付時にキャディバッグを預けてしまうので、着替えや靴、ラウンド時に持ち歩く小物類は別の鞄に入れておきましょう。
キャディバッグの中に入れておくものは、ゴルフクラブ(14本以内)、予備のボール、グローブ、ティー、マーカー、グリーンフォークなどです。
それとは別に、ボストンバッグの中に着替えやシューズを、そしてプレー中に持ち歩くカートバッグには、タオル、帽子・サンバイザー、サングラス、飲み物、ボールケース、スコアカウンター等を入れておくと良いでしょう。
詳しくは、こちらをご覧ください。
到着時間のマナー
ゴルフ場を予約する際には、ラウンドのスタート時間を伝えられます。
しかし実際にゴルフ場に到着してからスタートするまでの間には、受付、着替え、練習や準備運動を行う必要があります。
その為、特に不慣れな方は余裕を持って、スタートの1時間前に到着している事が望ましいでしょう。
また、基本的にゴルフは4人1組で回る為、一人でも遅れてしまうとスタートできなくなり、一緒に回るメンバーはもちろんのこと、場合によっては後発組にも迷惑がかかってしまいます。
時間には遅れないよう、余裕を持って家を出発しましょう。また、どうしても遅れてしまう場合には出来るだけ早く連絡を入れるように心がけてください。
ラウンド時のマナー
ラウンド時のマナー全般として覚えておきたい事は3つです。
①安全面に気を配ること
→周りの安全を確認せずに素振りをする、素振りまたはショットを打つ人に不用意に近づく・前を横切る、前の組みがホールアウトする前に打ち込む、などの行為はNGとなります。
②他のプレイヤーの邪魔をしないこと
→ショットを打つプレイヤーの後方に立ったり、声を出したり、気が散るような行為はNGです。
③プレー進行を遅らせないこと
→アドレスに入ってから打つまでに時間をかけない、打ったボールの所には迅速に行く、次に使うであろうクラブをあらかじめ2〜3本持って行く、などを心掛けましょう。
また、シーンごとにもマナーがありますので、コースのエリア別マナーをご紹介します。
ティーイングエリア
•ボールの確認
→ティーショットを打つ前に、自分のボールだと見分けられるように確認しておく。
•オナーを決める
→そのホールで最初に打つ人の事を『オナー』と呼びます。1ホール目はくじ引きで、2ホール目からは前のホールで成績の良かった人から順に打ちます。
•待機場所
→ティーショットを打つ人以外はティーイングエリアの外、打つ人の邪魔にならない場所で静かに見守りましょう。
•隣のホールに打ち込んでしまったら
→大きな声で「フォアー」と叫び、危険を知らせましょう。
2打目以降
•打つ順番
→原則として、カップから遠い人から打つようにしましょう。
•ひとりずつ打つ
→ほかの人がアドレスに入ったら、打ち終わるまで待ちましょう。
バンカー
•低い所から入る
→バンカーの土手が高い所では傾斜が急になっており危険です。
•ショット前にクラブをバンカーの地面につけない
→クラブを地面につける事を『ソール』と言います。バンカーの中でソールしてしまうと、2打罰となりますので気を付けましょう。
•レーキで慣らして出る
→バンカーの周りにはレーキが設置してあります。バンカーショットの後は、レーキで場所を慣らしてから出ましょう。
グリーン
•芝を傷つけない
→グリーン上で走る、足を引きずって歩く、クラブ等をグリーン上に置く、等をすると芝が傷ついてしまったり、ラインが変わってしまったりします。
•ラインを踏まない
→他のプレイヤーのボールからカップまでのラインを踏んでしまうと、プレーの妨げとなってしまいます。絶対に止めましょう。
•ボールマークを直す
→アプローチショットでグリーン上に落ちた時、ボールの衝撃でグリーンが凹むことがあります。この場合には、グリーンフォークを使用して芝を寄せて直しましょう。
•ホールアウト後は速やかに離れる
→カップインした後にいつまでもその場に残っていると、後発組がスタートできませんので、速やかに次のホールに向かいましょう。
尚、その際にアプローチで使用したクラブをグリーン周りに置いてきてしまう事があります。
忘れ物には気を付けてください。
ラウンド後のマナー
ラウンド後は昼食や入浴、精算となります。
•靴をキレイにする
→クラブハウスに戻る前には靴をキレイにしましょう。『エアガン』と言う、空気圧で靴のホコリや土を飛ばす道具が設置されていますので、それを使用しましょう。
•昼食時には帽子を脱ぐ
→多くのゴルフ場では帽子用のフックが設置されていますので、それを利用しましょう。また、汗や雨などで濡れている場合には、風邪の予防も含めて着替えてから食事をとるようにしましょう。
•ロッカーキーは持ち歩く
→昼食での追加注文などは全てロッカー番号で控えて、後精算となります。ロッカーキーは現金と同じ扱いになるので気を付けましょう。
いかがでしたか?
周りの皆様が優しくマナーを教えてくれる場合もありますが、最低限のマナーを覚えておくと、お互いに気持ちよくプレーができますね♪