ゴルフは一見シンプルなスポーツですが、実は細かなルールやマナーが多く、すべてを理解するのは上級者でも難しいのです。
特に、ゴルフ場に初めて行かれる人は、受付や準備も含め、打ちっぱなしとは勝手が違い、戸惑う事も多いでしょう。
そこで今回は、ゴルフ初心者がラウンドでやってしまいがちな失敗例を挙げてみました。
失敗例から学び、ラウンド時のルール・マナーについて最低限のポイントを押さえておきましょう。
コースデビューを控えた、ゴルフ初心者のあなた!
ぜひ参考になさってください。
準備・受付での失敗例
■忘れ物をしてしまった
忘れがちな物としては、靴・着替え・帽子・サングラス・ボール等の小物類です。
忘れ物をしても併設されているショップで購入できますが、割高になってしまいます。
準備する物のリストを作成しておくと良いでしょう。
当日の必要な持ち物については、こちらの記事を参考になさってください。
■遅刻してしまった
通常、予約の際にはラウンドのスタート時間を伝えられます。
この時間に遅れてしまうと、後続組のスタートが遅れてしまったり、それを防ぐ為にスタートを後回しにされてしまったりしますので、絶対に遅れないようにしましょう。
また、ゴルフ場に到着したら受付・着替え等の準備の後に練習もできるので、時間を持て余してしまう心配はありません。
余裕を持って、スタートの1時間ほど前に到着できると良いでしょう。
■キャディーバッグにシューズを入れっぱなしにした
キャディーバッグにはクラブ以外にも様々な収納スペースがあり、シューズを入れられる物もあります。
受付の際にキャディーバッグを預け、カートに積んでもらうのが一般的ですが、シューズやウェアを別にしておかないと、着替えの際にカートまで取りに行かなければなりません。
着替えやシューズを入れるボストンバッグと、クラブを入れるキャディーバッグは分けておく事をおすすめします。
ラウンド時の失敗例
■ティーショットで打つ順番を間違えた
ティーショットで最初に打つ人のことを『オナー』と呼び、第一ホールではくじびきで決め、それ以降は前のホールで成績の良かった順番に打ちます。
友人同士のラウンドであれば順番を間違えても笑って済ませてもらえますが、そうでなければ他のプレイヤーに不快な思いをさせてしまう場合もあるので、気をつけましょう。
■ボールが足りなくなってしまった
初心者は特にOBや池ポチャでボールを失くしてしまいがちです。
手元にボールが無いとプレーを続行できなくなりますので、最低1ダースは予備のボールを用意しておきましょう。
■バンカーでソールしてしまった
ボールを打つ前に、クラブを地面に着けることを『ソール』といいますが、バンカー内でソールしてしまうと2打罰となってしまいますので気を付けましょう。
■クラブを持たずにボールを探しに行った
自分が打ったボールを探すことに夢中になってしまい、クラブを持たずに行ってしまうと、ボールを発見した後にクラブを取りカートまで戻り、再びボールを打ちに行かなければいけません。
それではスロープレーに繋がり、他のプレイヤーに迷惑が掛かってしまう為、ボールを探す時には常に2〜3本のクラブを持って行くように心がけましょう。
■自分のスコアが分からなくなってしまった
初心者はどうしても多くの打数を要してしまいます。更に不慣れな為、ボールを打つ事で頭がいっぱいになってしまい、自分のスコアがわからなくなってしまう場合があります。
そうならない為に、あらかじめスコアカウンターを用意しておくと良いでしょう。
グリーンでの失敗例
グリーン上では、特有のルールやマナーが存在しますので、頭に入れておきましょう。
■他の人のラインを踏んでしまった
ルール上でのペナルティはありませんが、マナー違反です。
パターはボールを転がしてカップに入れますが、ラインを踏んでしまうと芝の状態が変化してしまいます。
また、グリーン上を走ったり、足を引きずって歩いたりするのも同様に芝を傷付けてしまう為、気をつけましょう。
■ボールマークを直さなかった
アプローチショットでボールがグリーン上に落ちた時、ボールの衝撃でグリーンが凹むことがありますが、そのままにしておくとグリーンが荒れてしまいますので、グリーンフォークを使用して、芝を寄せて直しましょう。
■マーカーを置かずにボールを拾い上げてしまった
グリーン上では、マーカーを置くことにより、ボールを手で拾い上げる事ができますが、マーカーを置かずにボールを拾い上げてしまうと、1打罰のペナルティーが発生します。
マーカーを置く位置はボールから2インチ(5センチ)以内と定められており、カップとボールを結んだ線上、ボールの真後ろに置くのが一般的です。
ルール上では真横に置くのもOKとなっており、他のプレイヤーとボールの位置が極端に近い場合や、ラインが重なってしまう場合には、例外的に横にマークする場合もあります。
■抜いたフラッグを戻さなかった
パッティングの際、カップに刺さっているフラッグを抜いて、グリーンの外に置くことがありますが、全員がホールアウトした後にフラッグを戻さずに次のホールに向かってしまうと、後続のプレイヤーに迷惑がかかりますので、絶対に元に戻しましょう。
落とし物にご注意ください
ゴルフ場では長い時間をかけて広いエリアを回る為、初心者に限らず落とし物をしてしまう事があります。
落としやすい物や場面をまとめてみました。
■ヘッドカバー
クラブヘッドを傷つけないようにカバーをかけている人は多いかと思いますが、カートの振動などにより、気付かない間に落としてしまう事があります。
■小物類
帽子・サングラス・ティー・スコアカウンター等の小物類は、カートやロッカーに置き忘れてしまう事がありますので、ひとまとめにしておきましょう。
■グリーン回りにウェッジ
パッティングの際、グリーンオンする直前まで使用していたウェッジ等のクラブを、グリーン回りに置いてプレーする事になります。
カップインして次のホールに向かう際には、グリーン周りに忘れ物がないか、チェックするよう心がけましょう。
■着替え
ゴルフではプレー後に入浴してから帰るのが一般的ですが、脱衣場に着替えを忘れてしまうケースがあります。
■キャディーバッグ
にわかには信じられない話ですが、プレー後にフロントを出て、車に積み忘れてしまうケースがあるそうです。
家に着くまでがゴルフです。最後まで気を抜かないようにしましょう。
いかがでしたか?
ルールやマナーについてまとめた記事は、以前にも投稿していますので、こちらも参考になさってください。