ゴルフで空振りしない為の、5つのポイントをご紹介!
このブログを始めてから、早いもので約1ヶ月が経ちました。
私は相変わらず、打ちっ放しと基礎体力トレーニング中心の練習を行なっています。
まだまだスイングの再現性は低く、ボールがあちらこちらに飛んでしまいますが、最近は、練習ではボールを空振りすることがなくなりました。
空振りをしなくなると言う事は、芯に当たる確率が上がり、徐々にスイングが安定してきている証拠なのではないかと思います。
そこで今回は、『空振り』について考えてみたいと思います。
「ミスショット以前に、そもそもボールに当たらない」とお悩みのあなた!
ぜひ参考になさってください。
ゴルフで空振りするとき、クラブのヘッドはどこを通過するか?
画面左側を打席として見たときに、
①ボールの上を通過する。
②ボールの左(内側)を通過する。
③ボールの右(外側)を通過する。
④ボールの下を通過する。(バンカーや深いラフなど)
この4つのパターン、またはそれぞれの組み合わせが考えられます。
①ボールの上を通過する
最も多いのが、このパターンではないかと思います。
インパクト時に、肘が曲がったり肩をすくめたりする事によって、構えた位置から比べて腕が縮まるのが大きな原因です。
②ボールの左(内側)を通過する
フェースが開きすぎてしまう事が原因です。
本来ヘッドは、シャフトの外側を通り、ボールを捉えますが…。
フェースが開きすぎてしまう事によって、シャフトの後方を通過して、空振りしてしまいます。(矢印はクラブの進行方向です。)
テイクバックで開いてしまうと、スイングする時にも開きやすくなってしまいます。
また、グリップの握り方を、雑巾を絞るように握るストロング(別名フック)で持つと良いでしょう。
③ボールの右(外側)を通過する
この空振りをする人はあまりいませんが、『シャンク』と呼ばれるミスショットと同じ機序で起こり得るようです。
シャンクとは、クラブのフェース(本来ボールを捉える面)ではなく、軸に当たってしまい、打った瞬間から打球が大きく右方向に行ってしまうことです。
構えた位置よりも手が前に出てしまうのが原因で、この癖が更に強くなると、空振りとなってしまいます。
④ボールの下を通過する
バンカーや深いラフなど特殊な状況ではありますが、意外と多いようです。
また、ボール手前の地面を打ってしまい、それによりヘッドの軌道がズレて空振りする場合も、同様の原因と言えます。
体重が後ろに残りすぎてしまう事が主な原因で、それにより、スイング時の最下点がボールよりも手前に来ることで、地面を叩いてしまいます。
空振りしない為の5つのポイントとは
フォームや体重移動、クラブの軌道はとても大切な事です。
しかし上級者であれば、たとえ初心者のようなスイングで打ったとしても、空振りをする事はありません。
つまり、まずボールに当てる事を達成するのであればフォーム以前に、より基本的な事を押さえておく必要があります。
道具に慣れる
私の場合は野球をやっていたので、バットとの違和感に戸惑いました。
まず長さです。
私が使用していたバットは84センチに対して、ゴルフクラブではピッチングウェッジでおよそ96センチ、ドライバーだと115センチと、大きく異なりました。
もう一点、インパクトの場所の違いです。
野球のバットでは、グリップの延長線上でボールを捉えますが、ゴルフではクラブヘッドの構造上、グリップの延長線上の外側でボールを捉える必要があります。
これに慣れるには時間が掛かり、最初はシャンクを連発しました。
現在はだいぶ慣れてきたので、違和感なく振れるようになりました。
他のスポーツを何もやった事がないと言う人でも、ゴルフクラブに慣れるまでは大変だと思います。
まずはクラブを握る時間を増やし、素振りをする事が、慣れへの近道だと思います。
ボールをよく見る
目標物をしっかりと目視することは、全ての球技における基本です。
更に野球やゴルフなどのスイング系競技では、『頭を動かさない』ことが重要となります。
頭部は背骨の上に乗っている為、頭の位置が固定されていると軸が安定します。
ただし、頭を固定させる為に余計な力を使う必要はありません。
首や肩の筋肉が緊張してしまうと、頭部も胴体と一緒に動いてしまう為です。
脱力した状態で、頭は動かさず胴体を分離して動かす事が大切です。
決してお手本のようなフォームとは言えませんが、振り始めとインパクトで、頭の位置は殆ど変わっていません。
脱力する
余計な力を抜く事で頭と胴体が分離して動ける事の他に、インパクトの正確性を高める為にもう一点、大きな意味を持ちます。
それは、ヘッドの位置を感じ取る事です。
スイングの際には、目線は当然ボールを見ています。
その為、視界の外にあるクラブヘッドを正確にボールに当てる為には、ヘッドの位置を感覚的に把握していなければなりません。
しかし肩や腕に力が入っていると、クラブの重心を正確に感じ取れなくなってしまいます。
クラブを支えていられる最低限の力で振り出す事が大切だと、私は考えます。
アドレスの立ち位置を合わせる
ボールを打つ為に構える事をアドレスと言います。
正しいアドレスについては、それだけで記事ができてしまう程の情報量なので、後日まとめて投稿したいと思いますが、ボールとの距離感を一定に保つのは、初心者でもすぐに出来る事です。
クラブの長さや何足分の歩数かなどの基準を作り、一定の距離感で練習を続けるだけでも、空振りする確率は下がります。
振り幅を揃える
以前『ビジネスゾーン』についての記事を投稿しました。
このように、最初は腰の高さまでのテイクバックでひたすら練習を繰り返し、慣れてきたら肩の高さ、そしてフルスイングと、段階的に振り幅を大きくして行く方法です。
同じ振り幅、同じリズム、同じ強さでのスイングを繰り返す事によって、スイングの再現性が高まり、空振りが減っていきます。
ラウンドで空振りしたときのペナルティは?
■空振りのペナルティは?
プレー中に空振りをした場合、ペナルティはありませんが、1打とみなされます。
例えば1打目のドライバーで空振りをした場合、もう一度打つ時には2打目としてカウントされます。
■素振りと空振りの境界線は?
素振りでは1打にカウントされません。
ただし、プレイヤーにボールを打つ意思があった場合には空振りとなり、1打とみなされます。
基本的には自己申告ですが、周りが満場一致で空振りと判断した場合には、1打と見なされます。
初心者の場合、周りが優しければ、大目に見てもらえるかも知れませんね(笑)
■ティーアップしたボールが、風圧で落ちた場合は?
わずかでもクラブに触れた場合には、そこから2打目を打ちます。
しかし、クラブに触れずに風圧のみで落ちた場合には、手で拾い上げて再びティーアップしても、ボールを替えても、そのまま打っても構いません。(2019年に、このルールに変更されたようです。)
ただし、空振りとみなされる事に変わりはありませんので、2打目としてカウントされます。
いかがでしたか?
地道にコツコツと練習を積み重ね、一緒に上達していきましょう!