ゴルフでパターのコツとは?パッティングが上達する4つの練習方法をご紹介!
ゴルフの練習をしていると、ついついフォームや飛距離に目が行きがちです。
しかし実際にラウンドに出た時に、私の場合はショートアプローチやパッティングで苦しんでいる事に気が付きました。
ドライバーでOBしてもペナルティを払って前進できますが、パターに救済措置はありません。
パッティングが決まらないと、延々と打数を重ねてしまうことになります。
パッティングとは、パターを使用してカップにボールを入れる行為の事を指しますが、これを上手に行うには、まずはパターという道具の扱い方を覚える事が近道です。
パターには数多くの種類がありますが、初心者向けの物として、ヘッドの形状はピン型もしくはマレット型、ネックの形状はクランクネック、そして重みのある物が良いでしょう。
初心者向けのクラブについてまとめた記事がありますので、こちらもご覧ください♪
更に今回は、パッティングのコツや練習法について考えてみました。
私と同じくパッティングで苦戦している初心者ゴルファーのあなた!
ぜひ参考になさってください。
パターの握り方・構え方
■グリップについて理解を深めよう
パターの握り方を覚える前に、グリップの特性について理解を深めましょう。
アイアンやドライバーのグリップは円形になっているのに対して、パターでは平らな面がある物が殆どです。
平らになっている主な理由として、以下の2点が挙げられます。
①平らになっている部分に両手の親指を乗せる事により、ストローク中にフェース面がブレにくくなる。
②平らな面をターゲットと並行にする事で、狙いを定めやすくなる。
また、グリップの重さ・太さや形状も様々です。
•重さ
重いグリップを使用すると相対的にヘッドが軽くなり、反対に軽いグリップを使用するとヘッドの重さを感じやすくなります。
手元で微調整をしたい人は重いグリップが、ヘッドの重さを利用してオートマチックに打ちたい人は軽いグリップが向いており、初心者には軽いグリップの方が適していると言えるでしょう。
•太さ
太いグリップは余分な力が抜け、更に手首の過剰な動きを制限してくれます。
マレット型などヘッドの大きいパターとの相性が良いようです。
細いグリップは操作性が高く、手元でコントロールしたい人にオススメです。
ピン型やL字型のようなヘッドの小さいクラブとの相性が良いようです。
•形状
ヘッド部分に近くなるにつれ、グリップが徐々に細くなっている"テーパー型"と言われるものが一般的ですが、SuperStroke社が独自開発した"ノンテーパー型"という形状があります。
太さが均等になっているのが特徴で、下の手(通常の握り方なら右手)の余分な動きが抑えられ、ストロークがまっすぐになりやすいのだそうです。
手元でコントロールしたい人はテーパー型が、真っ直ぐに打っているつもりが左右にズレてしまう人にはノンテーパー型がオススメです。
■パターの握り方
パターの握り方は人それぞれですが、代表的な3種類をご紹介します。
•逆オーバーラッピング
最も一般的な握り方です。
ショットを打つ時のオーバーラッピングでは、左手の人差し指・中指の上に、右手の小指を乗せますが、パターを打つ際の逆オーバーラッピングでは、左手の人差し指で右手の小指を包み込むような握り方となります。
以下のようにして握ります。
両手の親指はグリップの平らな面に。
左手の人差し指を浮かせた状態で、左右の手を密着させる。
左手の人差し指で右手の小指を包み込むように握る。
•クロウグリップ
特殊な握り方ですが、右手に力が入りすぎてしまうという方は試してみると良いでしょう。
左手は通常通りに握りますが、右手の使い方が大きく異なります。
写真左から、手のひらを開いてグリップの平らな面に合わせる持ち方、人差し指を側面に沿わせたり、ペンを持つように握ったりする持ち方など、様々なパターンがあります。
•クロスハンドグリップ
通常のショットでは、右手が下になるように握りますが、それを反対にして右手が上、左手が下になるような握り方です。
右手の位置を先に決め、その上から左手を被せるように持ちます。
この握り方は、両肩の高さが揃いやすくなり、手首がロックされるので、ストロークが真っ直ぐになりやすいと言われています。
■パッティングの構え方
パッティングのアドレスは、握り方と同様に人それぞれですが、基本となる型を覚えておきましょう。
•スタンス
足幅は身長や使用クラブ等、人によって様々で、正解はありません。
しかし、スタンスの向きはカップとボールを結んだ線と並行を保つようにしましょう。
•前腕とクラブの角度
前腕とクラブが概ね一直線になるように構えます。
前腕に対してクラブが前方に出過ぎてしまうと、手首の動きにより左右のブレが出やすくなってしまいます。
•目線とボールの位置関係
目線の真下または、やや外側にボールが位置するように構えます。
目線よりも内側に置くと、スイングの軌道が把握しにくくなり、反対に外すぎるとボールから離れて立つ事になり、フォームが崩れやすくなります。
パターのスイングのコツは?
•腕の角度
肘を伸ばし体の前で三角形を作るタイプと、肘を軽く曲げて五角形を作るタイプがあります。
振り子のようなイメージでスイングする人は三角形を、グリップとヘッドが並行して動くスイングの人は五角形を意識すると良いでしょう。
•フェイス面は常にカップを向く
通常のショットでは"アームローテーション"により、ヘッドが開いた状態から閉じながらインパクトを迎えますが、パッティングでは、常にフェイス面をカップに向けるよう心がけましょう。
これにより、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打ち出しやすくなります。
•フォロースルー
パターでは力を加減しながら打つため、インパクトまででスイングを止めてしまいがちですが、通常のショット同様、フォロースイングは重要となります。
目安として左足の前にスイングのフィニッシュをイメージし、そこまでのスイングの途中でインパクトを迎える意識を持ちましょう。
•スイング軌道
ヘッドの軌道を真上から見た時に、カップとボールを結んだライン上を通るように意識しましょう。
また、後方から見た時には上下の動きを極力少なくし、地を這うような軌道でボールをすくい上げないよう心がけましょう。
パッティングが上達する4つの練習方法とは?
私自身が実践してみた結果、より効果的に感じられた4つの練習方法をお伝えします。
ぜひ試してみてください♪
•ボールに線を書く
ボールを一周するように、中心部分に線を書きます。
私の場合はたまたま、真ん中を境に色が違うボールを持っていたので、これを使用しています。
この線がカップと一直線になるようにセットしてパッティング練習を行います。
スイング軌道やフェース面が、正しくカップの方を向いていないと、線がブレてしまうので、真っ直ぐな回転で打てているかの確認ができます。
•フィニッシュで止める
フォロースルーをしっかりと取る練習です。
左足の前でピタっとスイングを止めるように、ボールを打ちます。
インパクトではなく、フォロースルーを意識することによって、脱力したスイングの中でボールを捉えられるようになります。
•クラブを脇に挟む
1本のクラブを横にして、両脇に挟みながらパッティングのスイングをします。
腕が固定される為、手打ちになる事を防ぎ、体幹とクラブの一体感を得られるようになります。
•ストレートゾーン
ボールとカップを結んだラインの両脇に並行の線を引き(クラブや棒を置いても可)、パッティングを行います。
クラブヘッドを線の間で通過させることにより、正しいスイング軌道が身に付きます。
いかがでしたか?
恥ずかしながら私自身も、この記事を書くまでパターの握り方すら知らずに、通常のショットと同じように持っていました。
今回の記事で得た情報をもとに試行錯誤を繰り返しながら、お互いに上達していきましょう!
自宅練習用のパターマットには、たくさんの商品がありますが、中にはこんなユニークな物もありました。